「爆買い」の次は?

訪日外客数過去最高! 2016 年7 月の訪日外客数は、前年同月比19.7%増の229 万7 千人で、7 月として過去最高となる とともに、単月としても過去最高となった。
(これまでの過去最高 – 7 月過去最高:2015 年7 月191 万8 千人、単月過去最高:2016 年4 月208 万2 千人)
日本政府観光局より

「爆買い」が終わったといわれていますが、大きな原因としては、中国で4月より国外で購入した商品を持ち帰る際にかかる関税を強化し、中国人観光客に人気の高級腕時計の税率はこれまでの30%から2倍の60%になったなどが爆買いを控える結果などにつながっているようです。
また、中国での日本製品のショッピングサイトが充実してきているのも要因となっています。

体験型、観光型にシフトしているといわれていますが、通常の観光国として、観光、体験、お土産を買うという通常のスタイルで、しかも訪日外国人数が過去最高という事は、日本は観光国として魅力のある国と定着してきているといわれています。

では、日本の魅力とはなんでしょう? 日本で体験したいランキング!

1.着付け体験
2.茶道体験
3.食品サンプルづくり
4.書道体験
5.寿司作り体験
6.盆栽
7.華道
8.舞妓
9.座禅
10.写経

というランキングになっています。

また、若者の間では、美容室・マッサージ・メイク・ファッション等が人気で動画などを参考に情報を得ているようです。

言語対応での発信はもちろん、日本に来てこんな体験をしたいというのを 明確に提示できる動画などは本当にアピール度が高く、内容や感動を伝えることができるツールとして 活用するべきコンテンツだと思います。

中国人がなぜ日本にたくさん訪れているのか?を知らない方も多いようなので簡単に、中国人の国外への観光は、1997年に団体旅行で国外に行くことが解禁され(それ以前は、ビジネス、留学、親戚訪問のみ許可されていた)、日本は、2000年に北京・上海・広東省の住民に観光ビザの発行を始め、2005年に中国全土の観光ビザの発行を始めたことにより、日本に多く観光に訪れている。

但し、個人旅行については、低所得層が職を求め国外へ流れる可能性があるため、年収25万人民元(約430万円)以上と定めるなどとされていた。
2016年1月、日本は、日本の年収25万人民元未満の場合でも過去3年間に日本への入国履歴があれば特定地域の住民にはビザを発行、年収25万人民元以上であれば入国地域の制限もなくなった。

そのため、個人旅行客も増加し、日本の魅力とは?については、環境が良い、礼儀正しい、優しい、交通が便利、フードレスがない、食も製品も安心でクオリティが高い等の理由で、また来たいというリピーターが多いのもインバウンドの伸び率に関係しています。
1回目はゴールデンルート、リピート後はそれ以外の地域へ流れる可能性があるため、今後はインバウンドに力を入れている地方も多くなっています。

日本独自の「おもてなし文化」を体験していただき、リピーターを増やすことは、持続的な日本経済の支えになっています。

調べれば出てくる情報ですが、今後の営業戦略などに役立てていただけると幸いです。

そのような情報交換も、是非気軽にお問い合わせくださいませ。

次の記事

事業紹介